ツールドおきなわ市民200km : レースレポート 

200.0km

リザルト : 14位


=序盤平地=

真ん中らへんからスタート。長いレースが始まった。序盤は落車の嵐。後方にいた自分がいけないのだが・・・。あまりに危険なので隙間をぬって前に進出。橋の上り前で先頭まで上がってこれた。それまでに近くで落車が2回あった。そして、先頭付近に上がると、さすがに強豪選手が集まってることもあり、なかなか思うような位置に入れない。そして、運悪く棒状1列。無理やり理想の位置を奪おうとしたら、もめて肘でどつきあうことに・・・。徐々にエスカレートして危険な域に達した時、誰かになだめられて解決。そして、前方をキープ。相変わらず、小原がアタックしまくってるが、イナーメ勢が集団をコントロール。前は外人3人が逃げる展開になる。そのうち、2人は木祖村総合優勝のリー・ロジャース選手とBR-1優勝のカラタユ選手であり、逃げ切る可能性もあり、集団は速いペースを維持。

=1回目普久川ダム=

集団の真ん中らへんで、上り始めるが、中切れの嵐。確かに速いが中切れするほどでもない。同じく中切れをくらったエルドラード・小野寺選手と竹谷選手と3人で追撃。3人で追走したのは、ハッキリ記憶にある。竹谷選手は追撃をやめて、後ろの大きい集団に帰って行った。確かに、その判断も正解だと思う。で、小野寺選手と2人で頂上手前でなんとか先頭集団に合流。cyclowiredの動画で確認したところ、先頭集団の最後尾はボトルを捨ててる自分と小野寺選手だった。そして、間にCOMカーが入って竹谷選手率いる第2集団がやってきている。

=〜辺戸岬=

1回目の補給所でボトルを取るが、ハプニング発生。割り込みされてペダルを外したら、足を攣った。漕げなくなり、慌ててストレッチ。痛すぎる。集団で不穏な動きをし続けていたら、知人の原田さんから攣りを治す薬あげるよと言われたが、大丈夫ですと断ってしまった。今思うと、あの時もらっていたら、結果は変わっていたかもしれない。しかし、「たられば」はこの世界で御法度。補給所の後のアップダウンでは何度か激しい篩いがけが図られました。西谷さん、小原、森本選手、高岡選手、武井選手らが、ペースを上げる。この時点で集団は30人ほどに絞られてる。あのペースだと分かる気がする。それに対応できる練習をしていないとこの集団に生き残れないと思う。しかし、このほとんどが有力選手の小さな集団にオーベストは西谷さん、増田さん、小原、成毛、自分がいる。とても、目立ってたのは間違いない。レース終盤に、5位の藤原選手にオーベストはチームで動いてて凄いチームだと言われた。

=宜名真=

異例のハプニングが発生。自分たちのカテゴリーのペースが予想より早く、スケジュールが狂う為止められてしまったのだ。これは、先頭集団にいた身としては、精神的にダメージを受ける・・・。せっかく人数も絞られて、これからってときなのに。とりあえず、水分補給して、ボトルを満タンにして、トイレして、ストレッチ開始。まだ、余裕はあるはず。

=2回目普久川ダム=

2回目は、先頭付近で登坂開始。んっ、余裕があるぞ。なので、先頭でしばらく引く。すると、前に外人選手発見。逃げてた外人選手数名が落ちてきた。回収〜。撮影車もいたので、これは写ったぞと思ってたが、カットされていた・・・。余裕はあるけど、離せるまでの力はない。前々で山頂通過。

=安波〜源河前=

高江の登坂で、勝負が決まることが多いので要注意。先頭付近で登坂開始。有力どこの選手がガンガン上げ始めた。30名、20名とどんどん絞られていく。耐えていたが、片脚が攣ってしまい、全くいうことが効かない。もっと違う筋肉を使えばよかったなどと後悔もしたが、それも強さ。前に10名ほどの集団、その後ろに自分たちの20名ほどの集団と言う形になった。チームからは、先頭集団に小原、次の集団には西谷さん、増田さん、成毛、自分。成毛が余裕があり、竹谷選手と交互に積極的に引いている。自分は、片脚の攣りを直そうと必死にほぐす。すると、前からどんどん選手が落ちてくる。しらないうちに、前は1分前後のタイムギャップで3人と言う情報が流れてくる。ということは、この集団は4位集団。ペースは悪くはないので、自分たちの集団も15名程度になっている。西谷さんが脱水症状で、集団離脱。こういうときこそ、チームを誰かがまとめないと! 小原が前から落ちてきたので、チームメイトは結構残ってる!

=源河=

先頭集団とのタイムギャップは50秒。勝負の時! もう体はボロボロ。ここまで、崩壊したことはないくらい。成毛と小原が先頭固定でペースを作る。最初は2人と一緒に前にいたが、限界の為、集団ケツになってしまう。チームCB・高橋選手、増田さんなどが切れていく。自分は竹谷選手と最後尾で、限界の限界の限界な状態で耐える。もう、両足は攣ってるし、ダンシングは出来ないし、根性だけで耐える。なんとか、最後尾で耐えきった。10名程度まで絞られた。

=〜ゴール=

小原が追い付こうと、皆に声を掛けてる。自分は申し訳ないが、ダンシングも出来ないし、スプリントも出来そうもない。スプリント出来るか、状態を確認したが、激痛がはしるし、下手したら落車する。何とか付いて行くので精いっぱい。最後の平坦で、残り何キロも残ってる時点で、リー・ロジャース選手が単独アタック。成毛に余裕があるかと聞いたら、ある! と返ってきたので、頭を取ってくれよ! と言い残して、集団を牽引。なんとか、捕獲。自分の役目は終了。今度は、小原が成毛の発射台を開始。無事に、成毛が頭(4位)を取ってくれた!

おめでとう!

順位はともかく、非常に充実感のあるレースが出来ました!


後ろが竹谷選手で、さらに後ろにボヤケテ写ってるのが、リー選手。